卵巣がんの記事一覧

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卵巣と卵巣がん

卵巣は子宮の両脇にひとつずつある、生殖細胞である卵子を作っている直径2~3センチのうずらの卵くらいの大きさの臓器です。卵巣は子宮の両脇から伸びた卵管にぶらさがっています。卵巣には卵子のたまごである原始卵胞が生まれた時から数百万個もあります。その原始卵胞が思春期になると成熟し、約1ヶ月に1度、1個ずつ卵子になり、卵管を通って子宮に送られます。これが排卵です。卵巣には女性ホルモンを分泌する機能もあります。...

卵巣腫瘍と卵巣がん―上皮性腫瘍

卵巣腫瘍は他の臓器に比べ、腫瘍種類がとても多いのが特徴です。しかし、卵巣腫瘍の85%は良性の腫瘍です。卵巣の主な組織は、卵巣の表面を覆う表層上皮、ホルモン産生する性索間質、卵子のもとになる卵細胞(胚細胞)です。発生場所による分類で、一番多いのが、卵巣の表面を覆う細胞由来の上皮性腫瘍です。上皮性腫瘍には、良性腫瘍・悪性腫瘍(がん)・良性と悪性の中間の性質を持つ中間群(境界悪性)があります。上皮性腫瘍は漿液...

抗がん剤感受性試験

再発や進行がんの治療は、化学療法である抗がん剤投与が主となります。しかし、同じ抗がん剤であっても、患者によって必ずしも効果があるとは限らず、しかも強い副作用によって患者の生活の質(QOL=Quality of Life)を低下させてしまうことがあります。そのため、できる限り効果のある抗がん剤を使い、有効性を少しでも高めるために行われるのは抗がん剤感受性試験です。抗がん剤感受性試験は、患者に対して効く抗がん剤・効かない...

生命保険の保険料払い込み免除について

卵巣がんなど病気になったときに、生命保険の保険料の支払いが気になる方がいらっしゃることでしょう。生命保険は被保険者(こども保険の場合は契約者)が不慮の事故にあった時、事故の日を含め180日以内に約款で定められている状態になった場合、以後の保険料の払い込みが免除になります。ただし、一般の生命保険は、所定の高度障害状態となると死亡保険金と同額の高度障害保険金が支払われ契約が消滅します。保険料の払い込みが免...

先進医療

大学病院などで確立された高度な医療技術など新しい治療法の実績が厚生労働省に認められ、特定の医療機関でのその技術提供が承認されたものを先進医療といいます。先進医療は、保険給付対象とすべきかどうか適正な医療を提供するために評価が必要であるとされる治療法です。有効性と安全性確保のため、実施できる療法および医療機関が決められており、保険診療との併用が可能です。先進医療は技術料が自己負担ですが、その他の入院...

生命保険の様々な特約

特約には、保険の主契約に特約を付加することにより、主契約の保障内容を充実させる役割があります。特約の付加条件は生命保険会社によって異なります。また、名称が同じ特約であっても生命保険会社によって保障内容・給付条件など異なる場合があるので、説明をしっかり受け、約款の確認を怠ってはいけません。生命保険の主な特約を機能の違いによって分類すると、一定期間の死亡保障を厚くする特約、不慮の事故による死亡事故や障...

生命保険の様々な主契約

生命保険の主契約は、生命保険のベースとなる部分です。主契約は次のように、様々な種類があるので、どの保険が自分に適しているのか説明を受け、相談、内容をよく理解したうえで契約する必要があります。・定期保険一定の保険期間に死亡した場合にのみ死亡保険金が受け取れる保険です。保険金額が保険期間中一定で変わらない定額のタイプが一般的ですが、保険料が一定で保険金額が減っていくもの、保険金額が増えていくものもあり...

生命保険の主契約と特約

卵巣がんなど、病気にかかった場合に生命保険の保険金請求を行いますが、給付されると思っていた給付金が、実際は給付されずにトラブルになる場合があります。がんの種類によっても一部支払い対象とならない場合もあるのです。生命保険の契約内容が複雑なのは、多くの場合、様々な機能を持つ保険を組み合わせているからです。生命保険は、「主契約」と「特約」の組み合わせで成り立っています。主契約は生命保険のベースとなる部分...

女性疾病特約

生命保険には特定の疾病の治療に備えるための特約がつくものもあります。その特約の1つに、女性疾病特約があります。これは、女性特有の病気やがんなど所定の病気で入院した時に入院給付金が受け取れるものです。女性特有の病気などで所定の手術をしたとき、手術給付金が受け取れる場合もあります。女性疾病とは、乳がん・子宮がんなど、保険会社が定めるものを指します。アフラックの女性疾病特約の場合、女性特定疾病で入院した...

外陰がん・腟がん

女性の生殖器にできる婦人科がんの代表的なものは、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんで、一般的に知られています。しかし、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん以外の、「外陰がん」や「腟がん」は聞きなれないがんです。外陰がんや腟がんは症例が、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんに比べて圧倒的に少ないため、産婦人科医でも外陰がんや腟がんの経験がなく見落とし、発見が遅れることがあります。腟入口部(腟の入り口)の外側に...

ドラッグ・ラグ

欧米で開発および発売された新薬が、日本で承認・発売されるまでに約4年と非常に長い時間がかかります。欧米での発売との時間差は約2.5年で、この新薬承認の時間差をドラッグ・ラグと言います。卵巣がん体験者の会「スマイリー」は、ヤンセンファーマ株式会社の抗がん剤「ドキシル」の承認を訴え続けています。このドキシルは、すでに世界80カ国以上で使用されている抗がん剤で、日本でもカポジ肉腫への使用が2007年1月に承認され...

卵巣がんの化学療法における標準療法

卵巣がんのうち80%は上皮性のがんです。上皮性の卵巣がんには、タキソール・パラプラチンを併用し3週ごとに投与するTC療法が効き、70%程度の高い奏効率(腫瘍が1/2に縮小となった状態が4週間以上続く人の割合)が報告されています。TC療法が卵巣がんの化学療法における標準療法となっています。タキソール(一般名パクリタキセル)使用に健康保険が適用されているのは、卵巣がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がんです。タキソール...

卵巣がんの抗がん剤「ドキシル」

日本で卵巣がんに罹患する人の数は毎年6,000人から8,000人と推定されます。毎年4,000人以上が亡くなっており、2006年には卵巣がんで4,435人が亡くなっています。近年、女性のがん罹患率が増加しているのは直腸、肺、乳房、卵巣です。特に乳房と卵巣の罹患率の増加は1970年代から続いています。卵巣がんは、発見されたときには進行が進んでいることが多く、転移した状態で手術を受け、手術ではすべてのがんを取りきれない場合、残っ...

婦人科がん

がんは、女性の生殖器である、子宮頸部、子宮体部、卵巣、外陰部、膣、卵管などの様々な箇所にできます。このように女性の生殖器にできるがんを婦人科がんといいます。婦人科がんの代表的なものは、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんです。子宮頸がんは、性交時にHPV(ヒトパピロマウイルス)に感染して起こります。HPVの中の特定のウイルスだけががんになることがわかっています。HPVに感染した正常細胞が3~6ヶ月で異形成(疑似陽性...

子宮内膜症と卵巣がん

子宮内膜症とは、生理の時に剥がれ落ちた子宮内膜が出血した血液とともに子宮から漏れ、腹腔内の子宮以外の卵巣や腹膜、卵管などに癒着(ゆちゃく)して増殖し、そこで生理(出血)を起こすものです。初期症状としては、生理痛がひどくなってきます。子宮内膜症は将来、様々な合併症につながるので、できるだけ早期に治療する必要があります。この場合の合併症とは、卵管が塞がれて起こる不妊症、卵巣がんなどです。内膜細胞が卵巣内に...

卵巣がんの病期(ステージ)別治療―II期・III期・IV期

卵巣がんの病期(ステージ)II期は、がんが卵巣周辺の腹膜に転移している状態です。卵巣がんII期の治療は両側の卵巣、卵管、子宮と転移のある腹膜を含めての切除です。直腸にがんが広がっている場合、直腸を含め切除する場合もあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。大網(腸を取り囲んでいる脂肪組織)は一見して転移がない場合であっても切除します。手術後の検査で、切除した大網に転移が発見されることがあります...

卵巣がんの病期(ステージ)別治療―I期

卵巣がんは画像診断が難しいがんなので、手術が有効な治療法となります。良性か悪性かの判断も手術によってはっきりします。卵巣がんの病期(ステージ)I期は、がんが卵巣だけに留まっている状態です。卵巣がんの病期(ステージ)がI期の場合、手術で、がんのある卵巣を切除します。卵巣を摘出して、組織を調べ、がんと判明したら卵巣、卵管、子宮を切除します。片方の卵巣、卵管だけを切除の場合と、両方の卵巣、卵管、子宮を切除する...

セカンドオピニオン

現代は、がんに対する様々な治療方法があります。また、病院や医師によっても治療方法が変わりますし、医師の勧める治療方法と患者が望む治療が異なる場合もあります。日本でも、医療事故の頻発などからセカンドオピニオンの考え方が普及し始めています。卵巣がんなどが見つかり、これから先の治療方針を主治医から伝えられても、患者は混乱しているうえ、治療に対して深い知識を持っておらず不安を抱えています。大きな決断を迫ら...

臨床試験

新しい治療法の動物実験での結果は、動物と人間の体の仕組みが違うため、そのまま人間には適用できません。そのため、実際に人にその治療法が効果あるのかどうかを確認する必要があり、その効果と安全性を確かめるために行われるのが臨床試験です。そして、新薬を厚生労働省に認可してもらうための臨床試験は治験と言います。新薬ができるまでには、下記のようなプロセスがあります。1.基礎研究天然に存在する物質・実験室などで人...

がんの標準治療

病院や治療をする医師によって同じ病状であっても治療方法が異なることが少なからずあります。さらに、現在においては、新しい治療方法が次々とできてくるために数多くの種類の治療方法があって、どんな治療がよいのかわからないことが少なくありません。また、病院や医師によって治療の格差が大きくなります。現在、病気ごとに治療のガイドラインが作成されて、標準的な治療法が示されています。この標準治療と呼ばれるものは、科...

卵巣がんの放射線療法・化学療法

卵巣がんの治療には、外科療法、放射線療法、化学療法などの方法があります。ここでは、卵巣がん治療に使われる放射線療法と化学療法についての説明をします。・放射線療法放射線を身体の外から腫瘍へ照射する外照射と、放射線を放つ放射性リン溶液を腹腔内に注入後、内部から照射する方法があります。卵巣がんでは、以前は手術後の残った腫瘍に対しよく放射線療法が行われていました。最近では化学療法が主に行われています。しか...

卵巣がんの外科療法

卵巣がんの治療方法には外科療法、放射線療法、化学療法などがあります。ここでは、卵巣がんの外科療法についての説明をしましょう。卵巣がんは手術により確実に診断ができます。卵巣がんは抗がん剤が比較的効きやすいが、診断が難しいがんです。そのため、手術を行うことで、がん細胞のタイプや、がんがどの程度広がっているのかがわかり、手術後の治療方針を決めることができます。卵巣がんの手術は転移の状態や年齢などにより異...

卵巣がんの病期(ステージ)

がんの病期(ステージ)とは、がんの進行の度合いを表すものです。がんがどのくらい広がっているかによって治療方針が変わります。卵巣がんのステージは下記の通りです。・I期がんが片側、もしくは両側の卵巣にだけに留まっている状態。卵巣表面にがんが認められる場合、腹水の細胞診断で悪性と判断された場合、被膜破綻、いずれかの場合がI期となります。・II期がんが卵巣の周囲(骨盤内の卵管、子宮、直腸、膀胱など)の腹膜に転移...

卵巣がんの腫瘍マーカー

体内に腫瘍ができると、健康時には見られない特殊な物質が腫瘍から作られて血液中に現れてきます。腫瘍マーカーとは、この特殊な物質を指します。がんが発生した臓器と腫瘍マーカーは深い関連性があるので、血液中に腫瘍マーカーが多く発生したときには、がんの発生が推測できるのです。腫瘍マーカーは、がんの早期の場合には陽性と診断されないことが多く、逆に陽性であってもがんでない場合もあります。腫瘍マーカーは、健常者の...

卵巣がんの症状

卵巣がんの初期は、ほとんど症状がありません。そのため、卵巣がんの2/3は転移してから見つかります。卵巣がんには転移しやすいがん・転移しにくいがんがあります。転移しにくい卵巣がんは、腫瘍が小さいうちは子宮の定期健診などで発見されることがあります。腫瘍が大きくなると、下腹部にしこりや圧迫感、膀胱圧迫による頻尿などの症状が出てきます。このような異常に気付き、エコー(超音波)検査を受けて、卵巣がんの早期発見に...

卵巣嚢腫(のうしゅ)

卵巣の腫瘍は、良性のことが多い卵巣嚢腫と、悪性であることが多い充実性腫瘍に大きく分けられます。卵巣嚢腫は、卵巣に液状物質が溜まり腫れている状態を指します。婦人科臓器に関する腫瘍では、卵巣嚢腫は子宮筋腫と並び、発生頻度の高い腫瘍です。子宮筋腫は、子宮内の子宮平滑筋(へいかつきん)細胞が何らかの原因で筋腫が発生し、女性ホルモンの影響で成長する良性の腫瘍です。子宮筋腫は小さいものまで含めると大部分の女性が...

茎捻転(けいねんてん)

卵巣は子宮と卵巣をつなぐ2本の靭帯で支えられています。卵巣に腫瘍ができて5cm以上の大きさになると、おなかの中で回転して靭帯がねじれてしまうことがあります。これが茎捻転(けいねんてん)です。この確率は10%くらいと言われています。靭帯の働きは卵巣を支えるだけではありません。靭帯には卵巣に通じる静脈や動脈、神経も通っています。このため茎捻転が起こると卵管や靭帯がねじれることで、血流がさえぎられ、激しい吐き...

卵巣腫瘍―卵巣嚢腫と充実性腫瘍

卵巣腫瘍は、大きく2つに分けることができます。その2つとは、良性であることが多い「卵巣嚢腫(のうしゅ)」と、悪性であることが多い「充実性腫瘍」です。卵巣腫瘍のうち9割は「卵巣嚢腫」です。残り1割が「充実性腫瘍」で、このうち8割が悪性であり、その代表的なものが卵巣がんなのです。卵巣嚢腫は、卵巣腫瘍の中に分泌液が溜まってしまう袋状のものを指します。卵巣嚢腫は、この袋の中身によって、毛髪や歯、骨、皮膚などが含...

卵巣腫瘍と卵巣がん―胚細胞腫瘍

卵巣は主に、卵巣の表面を覆う表層上皮、ホルモンを作る細胞である性索間質、卵子のもとになる卵細胞(胚細胞)という組織から形成されています。卵巣腫瘍の1つである胚細胞腫瘍は、胚細胞である卵細胞由来の腫瘍です。幼年期を含む若年層に多い腫瘍です。良性腫瘍・悪性腫瘍(がん)・良性と悪性の中間の性質を持つ中間群(境界悪性)があります。胚細胞腫瘍には下記のような種類があります。 ・成熟嚢胞性奇形腫 (せいじゅくのうほう...

卵巣腫瘍と卵巣がん―性索間質腫瘍

卵巣は主に、卵巣の表面を覆う表層上皮、ホルモンを作る細胞である性索間質、卵子のもとになる卵細胞(胚細胞)という組織から形成されています。卵細胞を性索間質が取り囲み、卵胞を形成しています。卵巣腫瘍のうち、性索間質にできる性索間質腫瘍は次のものがあります。性索間質腫瘍は卵巣腫瘍のうち5%です。性索間質腫瘍にも、良性腫瘍・悪性腫瘍(がん)・良性と悪性の中間の性質を持つ中間群(境界悪性)があります。・セルトリ...

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